センターについて

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周術期管理センター

周術期管理センター

周術期管理センターは「岡山大学病院で手術を受ける患者さんに快適で安全、安心な術前・術中・術後の環境を効率的に提供すること」を目的に、全国に先駆けて2008年9月に開設されました。
周術期管理センターはPerioperative management centerの最初の5文字をとってPERIO(ペリオ)と呼ばれています。

  • PERIOの背景

    岡山大学病院の年間手術件数は平成19年度に8000件を超え、年々増加の一途をたどっています。
    その中で入院期間は短縮し、今まで通りの質の高い術前・術中・術後の管理・ケアを維持するために医療従事者に過大な労力がかかっていました。
    開設当初、入院から手術までは平均2日間で、術前のオリエンテーションは必要物品や術後経過の簡単な説明にとどまっていました。患者さんが最も不安に感じる手術後の痛みの説明や早期回復のために欠かせない術前準備についての説明が効果的に行われているとは言えない状況でした。
    PERIOは手術前の入院期間短縮に伴う問題を解消し、患者さんが安心して手術に臨めるようより術前教育の充実をはかり、効率的な術前評価および術後鎮痛やリハビリテーションにおいて質の高い術後管理を行うために2008年9月に開設されました。

  • 運営体制

    PERIOでは手術が決まった外来時点から手術に向けた心身の準備をサポートし、術中から術後においては早期回復を目指した疼痛管理やリハビリテーションを実施しています。
    目指しているのは、患者さんが「手術という目の前の山を登るのは自分自身」と自覚することで、患者さんが主体的に手術に取り組んでいただけるよう「患者さんにもチーム医療の一員になっていただく」ことを大切にしています。
    そして、手術に臨む患者さんを、周術期(手術が決まった時点~退院まで)を通して多職種のチームが独自の専門性を発揮しながら支えます。

  • 活動内容

    PERIOは、外来の時点から多職種連携のチームにより、効率的で効果的な術前評価、術前教育、術中管理、術後疼痛管理等を一貫して行うことにより、手術による治療効果を高めることができます。
    チームを支えるメンバーは、麻酔科医師、外科医師をリーダーとし、歯科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、歯科衛生士、歯科技工士、臨床工学士です。

  • 麻酔科医師

    術前、術中、術後の麻酔、全身の管理をします。手術後の疼痛管理を行います。ハイリスク症例に対してのアドバイスや問題のある症例に対しては、追加検査を指示します。

    麻酔科医師
  • 外科医師

    最善の手術や治療方法を決める責任者で、術前から術後まで、一貫 して治療を行います。身体への負担の少ない術式の工夫や合併症予防に努めています。

    外科医師
  • 看護部門

    外来では、術前の身体評価、術後の経過や生活についての説明、疼痛管理の方法の説明、禁煙・禁酒指導を行い、患者さん自らが健康に関する行動を「自律」「自立」できるよう支援し、不安の緩和に努めています。また、手術患者が地域で元気に暮らすために、医学的な手術適応だけでなく、術後の生活を見据えた手術の意思決定に参画しています。術中は、麻酔科医師と共に術中管理を行い、患者さんの安全を守り、さらなる医療の質の向上を目指す取り組みをしています。

    看護部門
  • 薬剤部門

    持参薬のチェック、服薬指導、術前中止薬の指導・徹底、アレルギー歴の確認、せん妄誘発剤の確認、術後疼痛ラウンドを行っています。

    薬剤部門
  • 歯科部門

    外来では、手術後の合併症予防のために、口腔内検査、必要な歯科治療、マウスプロテクター作製、摂食・嚥下機能評価・訓練を行います。入院後、口腔ケアとマウスプロテクター試適・着脱練習を行います。術後は、口腔ケアと摂食・嚥下リハビリテーションを行います。

    歯科部門
  • リハビリテーション部門

    術前は運動機能評価、運動指導(身体能力向上への動機づけ、腹式呼吸、Huffing、咳払い、咳嗽の方法、疼痛回避動作の方法など)を行っています。術後は、手術翌日からベッドサイドでリハビリを開始し、術後理学療法の治療手技選択の評価や理学療法実施(肺理学療法、運動療法、基本動作介助)を行っています。手術部看護師との連携では、術中体位の検討なども実施を行っています。

    リハビリテーション部門
  • 栄養部門

    手術前後の栄養評価と栄養サポートをします。術前は、体重の推移・自宅での食事内容を確認し、手術までの目標体重に合わせた食事指導を行っています。術後は嚥下機能や術式に合わせた食事内容の指導、経口摂取量に合わせ経腸栄養の増減などを行っています。退院後の栄養相談外来も実施しています。

    栄養部門
  • 臨床工学技師部門

    術中の機器の管理を行います。術後疼痛ラウンドにも参加しており、PCA(Patient Controlled Analgesia:患者自鎮痛法)の管理を行っています。

    臨床工学技師部門